三つ星シェフが考案 パリ五輪選手村の料理公開 24時間営業の食堂 500種類以上提供

[ 2024年5月2日 04:31 ]

お披露目された、パリ五輪の選手村で出される料理
Photo By 共同

 今夏のパリ五輪の選手村で出される食事が4月30日、パリで公開された。ミシュランガイドで最高評価の三つ星を獲得したシェフが考案したメニューなど500種類以上の料理が提供される。大会側は美食の国フランスらしいこだわりに加え、24時間営業の食堂を準備し、環境にも配慮した取り組みで選手を出迎える計画だ。

 フランスの有名シェフたちが監修した落とし卵やトリュフが入ったクロワッサン、スパイスが効いた地元産の白身魚などメニューは多彩。「フランス」「世界」「アフリカ、カリブ海」「アジア」とさまざまな分野から選べ、毎日用意される40種類のメイン料理のうち3分の1を「完全植物性」にする予定という。

 持続可能性に対する意識も高い。選手村では再利用可能な食器を使い、競技会場では一般向けにベジタリアン向けのメニューが多く並ぶ。特に今大会で初採用されるブレイキンなどが行われるコンコルド広場では全ての食べ物がベジタリアンに対応する。スポーツ観戦では恒例のホットドッグも、肉は使わずにジャガイモや豆を代用する徹底ぶり。大会組織委員会の担当者は「世界で最も大規模な大会でも、持続可能性における高い目標を達成できることを示したい」と意気込んでいる。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2024年5月2日のニュース