宇野昌磨、引退を考え始めたのは2年前 羽生結弦さんプロ転向も一因「取り残されてしまった、と…」

[ 2024年5月14日 14:36 ]

平昌五輪男子フリーの演技を終え、セレモニーで、銀メダルとなった宇野昌磨(左)の頭をなでる優勝した羽生結弦さん
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 フィギュアスケート男子で18年平昌、22年北京と五輪2大会連続メダリストで、世界選手権2度制覇の宇野昌磨(26)が14日、都内で引退会見を行った。引退を決意したのは「2年前」とし、理由のひとつとして22年7月にプロ転向した14年ソチ、18年平昌と五輪連覇の羽生結弦さんに言及した。

 引退を考え始めたのは「2年前」だという。「僕はもともと“どうしてもいい成績を残してやるぞ”という気持ちではなく、目の前のことにベストを尽くすことに全力を尽くしてきた。そこで、世界選手権で優勝したときに、ゆづくんの引退だったり…ずっとともに闘ってきた仲間たちの引退を聞いて、凄く寂しい気持ちと、取り残されてしまったという気持ちがありました」と振り返った。 

 宇野は22年7月に羽生さんに向けて「ゆづくんの背中をずっと追いかけ続けてきて、今後の競技会で同じ競技者として会えないことにはまだ実感がありません」「今まで誰も成し遂げたことのないことを成し遂げる、それがどれだけ大変なことであっても最前線を何年も何年も走り続けていく姿勢は誰も真似できないですし、背中を追い続ける僕にとっては大きな道標でもありました」などとメッセージを送っていた。

 ◇宇野 昌磨(うの・しょうま)1997年(平9)12月17日生まれ、名古屋市出身の26歳。5歳でスケートを始め、ジュニア時代から主要国際大会を制覇。シニアでは全日本選手権16~19年4連覇を含む男子歴代2位に並ぶ6度優勝。19年四大陸選手権、22年にはGPファイナルも制した。1メートル58。

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