【リーグワン】東京SG・堀越主将「全部ひっくり返す」今季2戦2敗の“府中ダービー”で下克上誓う

BL東京・リーチ（左）と東京SG・堀越
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　ラグビーリーグワン1部で初優勝を狙う東京SGが15日、東京都府中市内で練習を報道陣に公開した。19日の準決勝（東京・秩父宮ラグビー場）では同じ府中市に拠点を置くBL東京と対戦。今季は2戦2敗と分が悪いが、フッカー堀越康介主将は「大方の予想は相手の勝利だが、全部ひっくり返す」と下克上を誓った。

　レギュラーシーズンの順位は10勝1分け5敗の3位だった東京SGに対し、BL東京は14勝1分け1敗の2位。順位は一つ違いだが、星の数は4つも水をあけられた。敗因で大きなウエートを占めたのがブレーウダウン（密集でのボール争奪戦）での劣勢だが、プレーオフに向けて重点的に練習。田中澄憲監督も「2回やられたので鍵になる。フォーカスしていく」と話した。

　旧トップリーグを刷新して創設されたリーグワンは今季が3季目だが、過去2季はいずれもレギュラーシーズンの1位チームが準優勝と、頂点に届いていないジンクスがある。指揮官が「順位通りになったことがない。関係ない」と強調すれば、堀越も「プレーオフは（レギュラーシーズンとは）違う。（大舞台を）経験している選手が多いのはウチ」とニヤリ。三度目の正直で府中ダービーを制し、2季ぶりの決勝へと勝ち名乗りを上げる。