浦沢直樹氏 フジコ・ヘミングさん追悼 名作「MONSTER」ED曲で初歌唱…「見事な歌声で」

[ 2024年5月2日 11:50 ]

漫画家の浦沢直樹氏
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 「YAWARA!」「MONSTER」「20世紀少年」などの大ヒット作を生み出し、世界累計発行部数1億4000万部を突破している人気漫画家・浦沢直樹氏(64)が2日、自身のSNSを通じ、4月21日にすい臓がんで死去したことが分かった世界的ピアニストのフジコ・ヘミングさん(享年92)を追悼した。

 浦沢氏による漫画「MONSTER」のテレビアニメで、フジコさんが初めて歌唱した「Make It Home」がエンディングテーマに使用されている。同作はベルリンの壁崩壊の以前以後のドイツ社会などをテーマとし、累計発行部数は2000万部を突破。1999年に第3回手塚治虫文化賞マンガ大賞、2000年に第46回小学館漫画賞青年一般部門を受賞した大ヒット作。

 フジコさんとのエピソードについて、浦沢氏は「アニメ『MONSTER』制作中“テーマ曲、フジコ・ヘミングさんにお願いするなんてどう?”と音楽の蓜島邦明さん」と、制作側からフジコさんに依頼した当時の様子を回顧。「“ピアノ曲いいですね!でも引き受けていただけるかな?”と私。蓜島さん“いや、歌で”“え?”」と、衝撃を受けたと振り返った。

 これがきっかけで、フジコさん初歌唱となった「Make It Home」が誕生。浦沢氏は「見事な歌声で作品を彩っていただいたフジコ・ヘミングさん、ご冥福をお祈りいたします」としのんだ。

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