霧島が大関陥落へ「日頃の態度、相撲への接し方…見つめ直さないと」師匠の音羽山親方が奮起促す

[ 2024年5月18日 12:42 ]

大相撲夏場所7日目 ( 2024年5月18日    東京・両国国技館 )

<大相撲夏場所6日目>土俵への礼を終え、厳しい表情で引き揚げる霧島(撮影・木村 揚輔)
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 日本相撲協会は18日、大関・霧島(28=音羽山部屋)が7日目から休場すると発表した。提出された診断書には「頚椎症性神経根症」「約2週間の加療を要する」と記されていた。

 陸奥部屋閉鎖に伴う転籍で今場所から師匠となった音羽山親方(元横綱・鶴竜)によると、この日から「検査と治療も兼ねて今日から4日間ぐらい入院する」という。途中出場の可能性について、師匠は「もう出ないです」ときっぱり否定した。

 霧島は首のケガの影響で先場所5勝10敗と負け越し。自身2度目のカド番で臨んだ今場所、ここまで1勝5敗と厳しい状況だった。師匠は「自分の相撲が取れてない。動きも鈍いし硬いし、自分を見失ってしまっている」と苦しい状況を説明。「負けていくと自信を失って心も折れていく」とケガだけではなく精神的な不安も影響していると分析した。

 名古屋場所(7月14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)は関脇に転落し、10勝以上を挙げれば1場所での大関返り咲きとなる。師匠は「今日から切り替えて、来場所に向けて相当覚悟を決めてやらないと。簡単に10番勝てる保証もないから」と愛弟子の再起を願った。

 さらに「腐るのも立ち上がるのも本人次第。大関に上がれたし2回も優勝したからもういいや、と思ってしまったら終わり。本人はそういう気持ちはないと思うけど。日頃の態度、相撲への接し方、勝負に対する気持ち…いろいろなものを見つめ直さないといけない」と厳しい言葉で奮起を促した。

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