女子高飛び込み　荒井祭里が優勝「素直にうれしい」　パリ五輪テスト大会兼フランスOP

女子高飛び込みで優勝した荒井祭里（中央）
Photo By 共同

　飛び込みのパリ五輪テスト大会を兼ねたフランス・オープンは10日、パリ郊外サンドニのアクアティクスセンターで行われ、女子高飛び込みは荒井祭里（JSS宝塚）が333・40点で優勝した。

　荒井にとって夏に向けて自信を深める勝利となった。強豪の中国勢は出場していなかったが、テスト大会を制して五輪会場に君が代を流し「緊張感を持って臨めた。優勝できて素直にうれしい」と笑顔を見せた。

　大きな失敗をせずに4回目まで60点台の好飛躍を重ね、最後の5回目は持ち技の中で最も難しいひねり技を決めて73・60点をマークして圧勝した。東京五輪をともに戦った板橋（JSS宝塚）とのシンクロ高飛び込みはパリ五輪の切符を逃した。「板橋選手の気持ちも胸にパリではしっかり飛びたい」と抱負を述べた。