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五輪OA枠選手は直前合流も サッカーU-23・大岩監督が示唆「簡単ではない」契約上の問題も

[ 2024年5月15日 05:30 ]

取材に応じた大岩監督
Photo By スポニチ

 今夏のパリ五輪に出場するU―23日本代表の大岩剛監督(51)が14日、千葉市内で取材に応じ、オーバーエージ(OA)枠の選手の合流が大会直前になる可能性を示唆した。

 6月に米国遠征でU―23米国代表と国際親善試合2連戦に臨むが、同時期は欧州各リーグがオフシーズンに突入。五輪に向け、OAと融合して調整することが「一番ベスト」と望む一方、五輪での招集が許可された選手であっても「(クラブとの)契約上、休まないといけない(場合がある)。まだ決められない状態。簡単ではない」と厳しい事情を説明した。

 また、今月末までに五輪の予備登録メンバー50人リストを国際サッカー連盟(FIFA)に提出し、その中から最終登録18人に絞り込む。選手によっては夏の移籍も絡んでくるため、OAだけでなく、U―23世代も不透明な状況が続く中で選考しなければならない。指揮官は「しっかりコミュニケーションを取っていく。いろんなことを想定している」と語った。

《彩艶は「ぜひ、行きたい」》
 ○…大岩監督は、A代表守護神のGK鈴木彩艶(シントトロイデン)が6月の米国遠征への参加を希望していることを明かした。クラブ側との交渉次第になるが「本人の意思、“ぜひ、行きたい”という話は聞いている。彼も我々のグループの一人」と話した。6月はA代表のW杯2次予選もあるが、既に突破を決めており、森保監督も「五輪のチームづくりに向けて協力していきたい」と意向を示している。招集できればチームにとって大きな“補強”となる。

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