青酸カリなど毒物計50グラム紛失、80人分以上の致死量に相当 大阪公立大が発表、1年気付かず
大阪公立大は16日、キャンパス内で青酸カリ(シアン化カリウム)などの毒物計50グラムを紛失したと発表した。この発表を受け、同日夕にはワード「青酸カリ」がX(旧ツイッター)でトレンド入りした。
青酸カリは少量でも人を死に至らしめる猛毒で、大学は1年近く薬品の所在を確認していなかった。近く大阪府警に被害届を提出するという。記者会見で「運用面や管理体制に不備があった」と説明、府警への届け出が遅れたとして謝罪した。
大学によると、紛失したのは、80人分以上の致死量に相当シアン化カリウム25グラムと、シアン化ナトリウム25グラム。開閉が記録される鍵付きの箱に保管されていた。最後に確認したのは昨年6月下旬で、今年5月に紛失に気付いた。いずれも猛毒で、人が口にすれば1グラム未満で死に至る。過去には製薬会社への脅迫事件で使われた。
青酸カリは成人の致死量が0・15~0・3グラムとされる。
2024年5月16日のニュース
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