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井上尚弥をかつての名王者たちが絶賛 具志堅氏「ボクシング界の大谷翔平」畑山氏「異次元」

[ 2024年5月18日 19:02 ]

トークショーで共演した寺地拳四朗(右)と具志堅用高氏
Photo By スポニチ

 プロボクシング世界王座13連続防衛の日本記録を持つ元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏が18日、東京都墨田区のひがしんアリーナで開かれたイベント「すみだボクシング祭り2024」に参加。WBAスーパー&WBC統一世界同級王者・寺地拳四朗(BMB)とトークショーを行った。

 具志堅氏は、6日の東京ドーム興行で初回のダウンをばん回してルイス・ネリ(メキシコ)に6回TKO勝ちした4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)について聞かれ、「井上チャンピオンはダウンの仕方がうまいね。見えない左をもらって焦らなかった。あれは見えなかったんでしょう」と8カウントまで待って立ち上がった冷静さを指摘。2Rにネリがダウンした場面を挙げて「もう足に来ていたね。パンチのスピードが下がっていた。そして、思ったよりもハートが弱いね。怖がって手を出さなくなったでしょ。その判断で井上チャンピオンは一気にいった」と解説した。

 具志堅氏は最近、バスケットボールやサッカー、野球などさまざまなスポーツを映像で観戦。故郷・沖縄に本拠地を置くBリーグの強豪、琉球ゴールデンキングスの試合は会場で生観戦もしたという。ボクシングが現役時のように注目を集めなくなっていることを認めた上で、東京ドームに4万人以上の観衆を集めて34年ぶりの興行を成功させた井上を「野球の大谷さんみたいだよ。ボクシング界の大谷翔平さんだよ」と絶賛した。

 また、イベントには元世界スーパーフェザー級、ライト級の2階級制覇王者・畑山隆則氏も参加。元IBF世界スーパーフェザー級王者の尾川堅一(帝拳)とトークショーを行ったが、井上について聞かれると「同じチャンピオンの中でも別格。あの階級で倒して勝つのが当たり前になっている。異次元だよ」と、こちらも絶賛。現在10人いる日本人世界王者の中でも格が違うことを強調した。

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