高安が琴桜の勝ち越し阻止! 大の里、宝富士、湘南乃海が勝ち越し決める 琴桜は勝ち越しならず

[ 2024年5月21日 17:55 ]

<大相撲夏場所10日目>上手投げで琴桜を破る高安(左)(撮影・西海健太郎)
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 大相撲夏場所は21日、東京・両国国技館で10日目の取組が行われ、新小結・大の里(23=二所ノ関部屋)は西前頭2枚目・豪ノ山(26=武隈部屋)と激突。今場所1横綱2大関を破った大の里が、押し倒しで勝利し、見事な勝ち越しを決めた。

 結びの一番では、首位を追う2敗の大関・琴桜が復帰2日目の高安に敗れ、勝ち越しを逃した。高安は昨日に続き2大関を破る快進撃を見せ、「きわどかったんですけど、最後うまく決まってよかったです」と琴桜との取組を振り返った。

 6勝3敗の宇良は、西関脇・阿炎に押し倒され、4連敗を喫した。

 大関・豊昇龍は、東前頭5枚目・阿武咲を上手出し投げで下して6勝目を挙げ、連敗は2でストップした。

 大の里と並んで2敗で優勝争いトップに並んでいた宝富士は、東前頭12枚目・一山本を寄り切り、勝ち越しを決めた。インタビューでは「うれしいです。昨日は自分から墓穴を掘ったような相撲だったので、今日は落ち着いて取ることができた。明日も勝てるように頑張ります」とコメントした。11日目は、同じく勝ち越しを決めた湘南乃海と対戦する。

 今場所は3年ぶり三役復帰の朝乃山と春場所で110年ぶりの新入幕優勝を成し遂げた尊富士が初日から休場。2日目から横綱・照ノ富士と大関・貴景勝、3日目から高安、7日目には大関・霧島と関脇・若元春が休場し、三役以上9人のうち5人が不在の異常事態となった。高安は9日目の20日から再出場した。

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