学生横綱・草野が幕下付け出しデビュー場所ストレート勝ち越し「気持ちとしては楽に」圧巻の強さ

[ 2024年5月18日 15:24 ]

大相撲夏場所7日目 ( 2024年5月18日    東京・両国国技館 )

<大相撲夏場所7日目>肥後ノ海(右)を寄り切りで下す草野(撮影・藤山 由理)
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 昨年の学生横綱で幕下最下位格付け出しの草野(22=伊勢ケ浜部屋)が肥後ノ海(24=木瀬部屋)を破って4連勝のストレート勝ち越しを決めた。

 突っ張ってくる相手を右上手でつかまえると、左を差して胸が合う体勢に。休まず一気に攻め、一枚まわしの上手で力強く吊り上げて寄り切った。「まわしが取れたので」と慌てる場面はなく終始落ち着いた攻めで完勝。「前に出ているので調子良いと思います」。圧巻の強さでストレート勝ち越しを決め「気持ちとしては楽になった」と少しホッとした様子を見せた。

 取組中は落ち着き払って力の違いを示しているが、目下の“課題”はその前の所作。「東西が変わると…」と二字口で礼してから動き出す方向の違いに戸惑ってしまうという。今場所からデビューしたばかりの新弟子らしく「まだ緊張しますね」と初々しさも見せていた。

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