山縣亮太 パリ五輪への挑戦を断念 原因不明の右脚違和感 現役は続行

[ 2024年5月17日 04:35 ]

オンラインでパリ五輪挑戦断念を説明する山縣亮太

 陸上男子100メートルで9秒95の日本記録を持つ山縣亮太(31=セイコー)が16日、オンラインで会見を開き、パリ五輪挑戦を断念する意向を表明した。

 3月から原因不明の右脚違和感に悩まされており、代表選考会を兼ねる来月の日本選手権(新潟)を欠場する。五輪4大会連続出場はならず「自分の力不足だと痛感する。今は喪失感も大きい」と語った。

 山縣は16年リオ五輪の男子400メートルリレーで銀メダル獲得に貢献。21年東京五輪は日本選手団の主将を務めた。東京後は右膝手術を乗り越え、昨季復帰。今季初戦となった先月の織田記念(広島)は10秒58に終わり、苦渋の決断を下すことになった。

 当面は原因究明と治療に専念するが、現役は続行するという。来年9月に東京で世界選手権が開催されるが「ベストパフォーマンスを出せる状態をつくることが何より優先度が高い。その中で出場する大会で出し切る」と挑戦は不透明。28年ロサンゼルス五輪挑戦については「先のことを考えながらやるのは難しい」とだけ話した。

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