幕下注目の2世対決は2分45秒の大熱戦!木竜皇が若碇を下して3連勝「負けてられないなと気合入る」

[ 2024年5月17日 19:55 ]

大相撲夏場所6日目 ( 2024年5月17日    東京・両国国技館 )

<大相撲夏場所6日目>若碇(左)を下手捻りで下した木竜皇(撮影・藤山 由理)
Photo By スポニチ

 東幕下3枚目の木竜皇(21=立浪部屋)が西幕下6枚目の若碇(19=伊勢ノ海部屋)を下して3戦全勝とした。

 中に入って頭をつける相撲の両者が右四つで胸を合わせると、なかなか攻め手がなく長引く展開に。相手の右下手を切った木竜皇が左上手出し投げで崩して頭をつける体勢を作り、両前ミツを引いて右で投げを打ちながら左から捻って下手捻りを決めた。2分45秒の大熱戦。先場所は50秒かけて左上手出し投げで勝っており、2場所連続同じような展開の熱戦を制した。

 取組直後「長かったすね」と息も絶え絶え。「(相手は)足技もあって土俵際の逆転もあるので、勝ち急がず落ち着いて勝機を見極めた。下手を切って頭をつけるタイミングをずっと待っていた」と冷静に振り返った。

 ともに父が元幕内力士。時津海の長男・木竜皇が、大碇(現・甲山親方)の長男・若碇との“2世対決”を制した。父同士はともに学生相撲出身(時津海が農大、大碇が同志社大)で時津海が1学年下。幕内での対戦は計3度あり、時津海が全て勝っていた。

 2世対決であり、関取昇進目前の注目若手対決。木竜皇は「負けてられないなと気合入ります」と対抗心を燃やしており、2歳下の“後輩”を退け「壁になりました」と笑顔を見せた。東幕下3枚目で3連勝。「新十両へ…頑張りたいです」と目の前まで来た大きな目標を口にした。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2024年5月17日のニュース