注目の1敗対決は大の里が琴桜を寄り切る 芝田山親方「もっと強い相撲を見せるために…」

[ 2024年5月17日 18:10 ]

大相撲夏場所6日日 ( 2024年5月17日    両国国技館 )

<大相撲夏場所6日目>琴桜(左)を寄り切る大の里(撮影・木村 揚輔)
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 役力士で注目の1敗対決は、新三役の小結・大の里(23=二所ノ関部屋)が大関・琴桜(26=佐渡ケ嶽部屋)を寄り切り、5勝1敗とした。

 両者は右の相四つ。ともに、もろ差しを狙うような立ち合いから大の里が右を差し、下手をつかんだ。一方の琴桜は左上手をつかんだ。大の里が右差し手の方へ素早く体を寄せると、上体が起き上がった琴桜はあっさりと土俵を割った。

 ABEMA大相撲中継で解説を務めた元横綱・大乃国の芝田山親方は「互いに課題があります」と、のびしろがある20代の2人に対し改善点を指摘した。琴桜については立ち合い。「(仕切りの際に)手の付き方がチョンと付いている。これでは重心が上にいってしまい、相手に圧力が伝わらない」と敗因の一つに挙げた。

 また、勝った大の里には体の寄せ方について「できれば上手の方から攻めるよう稽古した方がいい。きょうは琴桜の体が浮き上がっていたので寄り切れましたが。もう半歩、回り込まれていれば残されていた。下手は受け身の体勢。左で上手を取って攻めの体勢をつくるべき」と指摘した。そして「これは苦言ではない。もっと上の地位にいった時に、もっと強い相撲を見せるために相撲の内容を変えてほしい」と大きな期待を寄せるからこその言葉であることを強調した。

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