【バレー】日本はブルガリアに3―0開幕2連勝　ネーションズリーグ女子

　バレーボールのネーションズリーグ女子は16日に1次リーグが行われ、世界ランク9位の日本はトルコ・アンタルヤで同21位のブルガリアに3―0（25―13、25―15、25―15）でストレート勝ちし、開幕2連勝を飾った。

　第1セットは立ち上がり、林の強打や渡辺のブロックなどで3連続得点。1点を失った後、4連続得点で加速すると、ブロックが機能し、相手に連続得点を許さず、大差を付けて先取した。

　第2セットは平均身長で10センチ近く高いトルコのブロックに手を焼いたが、4―4から石川のバックアタックなどで5連続得点を奪って波に乗ると、徐々に差を広げた。

　第3セットは前半トルコにリードされる展開となったが、11―11から山田、林、古賀らの活躍で6連続得点し、突き放した。

　1次リーグ後の世界ランクでパリ五輪出場国残り5枠が決まる。6大会連続出場を目指す日本は格上に勝つだけでなく、格下にセットを奪われないことが重要。狙い通りのストレート勝ちで切符獲得にまた一歩前進した。

　▼パリ五輪への道　出場枠は開催国フランスを含む12。昨年の五輪予選でトルコ、米国、ブラジル、セルビア、ポーランド、ドミニカ共和国の6カ国の出場が決定。残り5枠は今大会1次リーグ後、6月17日付の世界ランクで決まる。ただし出場権決定国のいない大陸の最上位が優先。日本はアジア・オセアニア大陸で最上位になるか、出場決定国7カ国とアフリカ大陸最上位を除いて上位3カ国に入ることが条件となる。