【新弟子検査】運動能力テスト合格の元村康誠「やっと160センチ…うれしかった。少し伸びた」

[ 2024年5月2日 18:15 ]

新弟子検査を受検した身長1メートル60の元村康誠(撮影・前川 晋作)
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 大相撲夏場所(12日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査が2日、両国国技館で行われた。内臓検査の結果に問題がなければ夏場所初日に合格が発表される。

 体格基準は不問だが、4月19日の二次検査(運動能力テスト)に合格した元村康誠(15=佐渡ケ嶽部屋)も改めて身長と体重を測定。二次検査時の測定では非公式だが身長1メートル59・5、体重67・6キロで、戦後初の「身長150センチ台力士」として話題になった。

 この日の測定では身長1メートル60、体重68キロを記録。小数点以下を四捨五入すれば2週間前の数値と変わっていないが「やっと160センチになってうれしかった。少し伸びたと思います」と笑顔を見せた。公式記録では「160センチ」のため、「身長150センチ台力士」は幻となる。

 元村は小学4年生の時に出場した白鵬杯で、自身の2倍以上重い選手を破った取組の動画がネット上で拡散されて大きな注目を集めた。その大会で技能賞を受賞し、当時宮城野部屋の関取だった炎鵬から「今度は土俵の上で戦おう」と言われたという。「自分は体が小さいので、炎鵬関のように動いていきたい。大きな相手に立ち向かうところがすごいなと思う」。憧れの力士と同じ大相撲の舞台へ、「まずは勝ち越して十両に行けたら」と大きな目標を掲げた。

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