【尊富士凱旋パレード】青森県褒賞受賞「師匠に続けて誇りに思う」角界からは旭富士以来34年ぶり

[ 2024年5月1日 22:35 ]

青森県褒賞を授与された尊富士(前列中央)。左は伊勢ケ浜親方、右は宮下宗一郎知事(撮影・前川 晋作)
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 大相撲春場所で史上最速優勝、110年ぶりの新入幕優勝を果たした尊富士(25=伊勢ケ浜部屋)が1日、故郷・青森県五所川原市の金木地区と五所川原駅前の2カ所で凱旋パレードを行った。

 パレードに先立ち、午前10時から青森県庁で県褒賞の授与式が行われた。「青森県民の皆さんでつかみ取った優勝だと思っています」と地元に感謝。さらに「相撲王国なので、自分が活躍することで次の世代につなげていきたい。相撲を身近に感じてもらう環境作りをしていきたい」と相撲を通じた地域の活性化への思いも語った。

 角界からの青森県褒賞受賞者は9人目で、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)以来34年ぶり。過去には鏡里や初代若乃花ら昭和の名横綱が名を連ねている。尊富士は「師匠に続いて自分もいただけて誇りに思っています。賞をもらうことでまた目標ができますので、次につなげられるようにしたい」と決意を新たにした。

 県褒賞の授与式は、宮下宗一郎知事らと歓談。「新たなスーパーヒーローが誕生した。子供たちに勇気と感動を与えてくれた」と賛辞が贈られた。また、110年ぶりの新入幕優勝にちなんで青森県産の米「はれわたり」110キロが尊富士に贈呈された。

 県庁到着時には、職員が総出で正面玄関に集まって歓迎。青森県民のスポーツ・健康づくりのマスコットキャラクターで2026年開催予定の青森国スポ(国体)のマスコットでもある「アップリート君」も来場した。

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