十両・朝紅龍が憧れの若隆景に初対戦で勝利「大相撲に入ってから一番うれしい」再びV争い首位

[ 2024年3月21日 16:10 ]

大相撲春場所12日 ( 2024年3月21日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲12日目>若隆景を小手投げに破る朝紅龍(撮影・井垣 忠夫)
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 東十両8枚目の朝紅龍(25=高砂部屋)が若隆景(29=荒汐部屋)との3敗対決を制して9勝目を挙げた。

 朝紅龍は立ち合い低く当たると、若隆景が右差し左おっつけで出てくるところを左へ回り込みながらの小手投げで土俵に這わせた。初日から8連勝でストレート勝ち越しを決めるも、9日目から3連敗。ようやく連敗を止め「良いきっかけになれば」と前を向いた。

 憧れを超えた。現在の十両最軽量119キロの小兵。昨年7月の新十両昇進会見では「頭をつけて相手の懐に入る、若隆景関みたいな相撲を取りたい」と語っていた。幕内優勝経験もある憧れの元関脇と初めて対戦。「今までで一番気合入った。勝ってやるぞ!って気持ちでいった」。そして白星をつかみ取り「大相撲に入ってから一番うれしいです」と万感の思いを口にした。

 若隆景は10日目からまさかの3連敗。4敗目を喫したこの日は報道陣の取材に応じず帰路に就いた。

 十両の優勝争いは、2敗で単独首位だった大翔鵬(29=追手風部屋)が敗れて3敗に後退。朝紅龍、大翔鵬、水戸龍(29=錦戸部屋)の3人が首位に並ぶ混戦となった。

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