古江彩佳 通算10アンダーで単独首位浮上 パリ出場権へ「ここで勝つことが大事」

[ 2024年3月3日 04:50 ]

米女子ゴルフHSBC女子世界選手権第3日 ( 2024年3月2日    シンガポール・セントーサGC(=6775ヤード、パー72) )

通算10アンダーで単独首位に立った古江彩佳
Photo By 共同

 第3ラウンドが行われ、1打差の2位から出た古江彩佳(23=富士通)が5バーディー、1ボギーの68をマークし、通算10アンダーで単独首位に立った。22年スコットランド・オープン以来、2年ぶりのツアー2勝目を狙う。2打差の2位にはハナ・グリーン(27=オーストラリア)。稲見萌寧(24=Rakuten)は体調不良でスタート前に棄権した。=シンガポール・セントーサGC(パー72)=

 古江に最終組で回る重圧はなかった。「会心だった」という前半に4バーディーを奪って勢いに乗り、68で単独首位に躍り出た。ツアー2勝目のチャンスに「前半からショットもパットも良くて、リズム良く打てた」と満足そうにほほ笑んだ。

 1、2番の連続バーディーで、早々と単独トップに立った。正確な距離感のショットでピンに絡め、パー5の5番は3打目をピンそば50センチにつけた。スコールに見舞われた16番(パー5)では第3打がグリーン左奥の芝がはげたラフに行った。球に泥が付く悪条件だったが、巧みな寄せでパーセーブした。世界ランキングは日本勢で畑岡に次ぐ20位。パリ五輪の出場権獲得へ、ランクを上げる絶好の機会をつかんだ。「(五輪の)意識もあるので、しっかりここで勝つことが大事」と、優勝に照準を合わせた。

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