6場所連続関脇の大栄翔「良い刺激になっている」大関昇進で先を越された後輩の琴ノ若に対抗心

[ 2024年2月29日 19:16 ]

遠藤(左)と申し合い稽古を行う大栄翔(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の関脇・大栄翔(30)が29日、堺市北区の追手風部屋で春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)へ向けた稽古を行った。

 部屋の幕内・遠藤(33)、剣翔(32)、大奄美(31)、十両・大翔鵬(29)、出稽古に訪れた小結・錦木(33=伊勢ノ海部屋)の5人を相手に計11番の申し合い稽古。強烈な立ち合いからの突き放しで一直線に押し出す内容が目立った。前日は20番以上取っており、この日の番数には少しもの足りない様子だった。

 6場所連続の関脇。昨年は大関獲りも経験したが、星数がわずかに足らず昇進を見送られてきた。その間に、埼玉栄高の後輩でもある琴ノ若(26=佐渡ケ嶽部屋)が新大関昇進。「高校の頃から知っているので、やっぱり悔しい気持ちもある。良い刺激にもなっていますので、負けないように頑張りたいです」。次こそはと、悲願の大関昇進へ決意を新たにした。

 昨年の春場所は12勝を挙げる大活躍も、優勝決定戦で霧馬山(現・霧島)に敗れて惜しくも2度目の賜杯を逃した。それでも春場所では4年連続で勝ち越しており「験が良いイメージはある。去年の悔しい気持ちも持って今場所臨みたい」と気持ちを高めた。

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