【春場所番付発表】尊富士、史上最速タイ新入幕 照ノ富士のパレード旗手務め「最高の景色を見てみたい」

[ 2024年2月27日 04:45 ]

最速新入幕を果たした伊勢ケ浜部屋の尊富士(撮影・前川 晋作)
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 日本相撲協会は26日、春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表し、新入幕の尊富士が大阪市内で会見を行った。初土俵から所要9場所での昇進は年6場所制となった58年以降、常幸龍に並ぶ1位タイ(付け出しを除く)のスピード記録。また一人期待の若手が幕内に番付を上げた。

 最速新入幕を果たした尊富士は、憧れの舞台へ胸を高鳴らせた。デビュー以来の計64戦で喫した黒星はわずか8つで、15日制となった1949年以降の新入幕力士(付け出しを除く)では最も少ない。さらに十両1場所通過という記録ずくめの昇進にも「記録で満足しているようでは先は見えない。いろいろな挑戦が始まるのでこれからが一番大事」と気を引き締めた。

 新十両だった初場所では部屋の横綱・照ノ富士とアベック優勝を果たし、パレードの旗手を務めた。「良いものを見せてもらった。自分でもいつかこの舞台で、最高の景色を見てみたいなと思いました」。近い将来成し遂げそうな幕内優勝という大きな夢へ、思いを強めた。

 今場所の目標は2桁勝利。兄弟子の翠富士や錦富士も新入幕で三賞を獲得しており「負けられない」と闘志を高めた。「常に自信は持っている」と強気に言い切る24歳の新星。昨年名古屋場所の伯桜鵬、先場所の大の里らに続く、新時代を担う新入幕の快進撃に期待がかかる。

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