【二所ノ関親方 真眼】朝乃山 単独トップも課題残った…勝負は強敵ぞろいの後半戦

[ 2024年1月20日 04:43 ]

大相撲初場所 6日目 ( 2024年1月19日    両国国技館 )

錦木(右)を下手投げで下す朝乃山(撮影・久冨木 修)
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 単独トップに立った朝乃山ですが、内容は良くありませんでした。錦木の重さと圧力を嫌がって巻き替えにいった。そこが余計でした。勝ちを拾えたのは反応が良い証拠とも言えますが、番付を考えれば6連勝は当たり前。ケガの影響もあるとは思いますし体の張りも少ない気がします。

 今後対戦が予想される上位力士はなかなか右を差させてくれません。本当の勝負はこれからです。

 朝乃山は正月に阿見町まで出稽古に来ました。どうしても足を開いて踏み出すので「左の踏み込む足を内側に入れた方がいいのでは」とアドバイスしました。そうすると的が小さくなり相手が当たりにくくなり、左の前まわしも早く取れるようになる。そういった厳しい立ち合いを覚えていけば盤石になると思います。

 後半に照ノ富士戦が組まれる可能性も高まりました。過去の対戦では先に上手を取られて敗れる相撲を繰り返しています。相手に上手を取らせずいい前みつを取ることだけを考える。そのことを頭の中に叩き込んでほしいです。(元横綱・稀勢の里)

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