【時津風一門連合稽古】若元春がぶつかりガッチリで砂まみれ 三役復帰へ「食い下がっていかないと」

[ 2024年1月5日 19:23 ]

ぶつかり稽古で霧島(右)の胸を借りる若元春(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の時津風一門連合稽古が5日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われ、一門外の2人を含む計13人の関取衆が参加して白熱した稽古を繰り広げた。

 東前頭筆頭の若元春(30=荒汐部屋)は、霧島(27=陸奥部屋)と豊昇龍(24=立浪部屋)の両大関から指名されるなど充実の内容で計15番。得意の左四つからの寄りで豊昇龍に連勝する場面もあり存在感を示した。

 最後は霧島の胸を借りてぶつかり稽古。息が上がって押し切れなくなると何度も転がされ、砂まみれになりながら厳しい稽古を終えた。「体力的にキツいですね。年取ってスタミナ落ちてきているので…」と苦笑い。次期大関候補の30歳は、新年最初の本格的な稽古からいきなり疲労困ぱいのようだった。

 「2人の大関も、関脇の大栄翔もやっぱり強いなと思います」と実力差を痛感。昨年九州場所で8場所ぶりに負け越し、1年間守り続けていた三役の座を明け渡した。「良い目標だと思って、そこに食い下がっていかないと上の番付は目指せない」。平幕から再出発となる初場所(14日初日、東京・両国国技館)へ、まずは三役復帰を見据えた。

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