【高校ラグビー】朝明が4大会ぶり初戦突破 県内連勝記録途絶え、見直したフィジカル発揮

[ 2023年12月28日 15:27 ]

第103回全国高校ラグビー1回戦   朝明22―10九州学院 ( 2023年12月28日    花園ラグビー場 )

<朝明・九州学院> 前半、先制トライを決めフィフティーンに祝福される朝明FL宮沢(左から2人目) (撮影・後藤 大輝)
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 12大会連続14回目出場の朝明(あさけ=三重)が持ち前のハードワークを貫き、4大会ぶりの初戦突破を果たした。前半のエリアの取り合いの中で先制したのが朝明。前半23分、敵陣5メートルのラインアウトからモールで押し込み、フランカー宮沢啓介(3年)がそのまま押さえてトライに成功した。

 三重の高校ラグビーの中心に位置づけられる朝明も、今季は苦労してつかんだ花園切符だった。花園経験者は3人だけでスタートした新チームは、4月の県内大会で四日市工に敗退。県内公式戦10年連続無敗の記録が途絶えてしまった。

 危機感の中で、SH山川雄摩主将(3年)を中心に、改めてフィジカルの強化を夏のテーマとした。徹底的な走り込みと当たりの強さを磨き、朝明のラグビー復活を目指した。花園予選ではライバル四日市工に35―24で勝利。自信を取り戻し、聖地に帰ってきた。

 後半9分にはCTB内山塁(2年)が相手タックルを交わしながら、流れを引き寄せるトライに成功。ラインアウトからのモールなど取り組んできたプレーが勝利につながった。「目標はベスト16以上」と語っていた保地直人監督も選手たちの1年間の成長を確認していた。

 ▼保地直人監督 前半、ディフェンスで頑張れたのが良かった。次は優勝候補(東福岡)と対戦するので、ディフェンスで接戦に持ち込みたい。

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