【高校ラグビー】近大和歌山 初戦敗退も意地の1トライ「全員が主将」部員不足、主将不在乗り越えて…

[ 2023年12月28日 11:51 ]

第103回全国高校ラグビー1回戦   近大和歌山5ー52松山聖陵 ( 2023年12月28日    花園ラグビー場 )

<松山聖陵・近大和歌山>前半、近大和歌山・田中(中央下)がトライを決める(撮影・須田 麻祐子)
Photo By スポニチ

 3大会連続5度目の出場の近大和歌山(和歌山)は、松山聖陵(愛媛)に5―52で敗れ、初戦敗退となった。

 相手に8トライを許す猛攻を受け続けた。それでも意地は見せた。0―21の前半23分にモールで押し込み、唯一のトライを挙げた。

 TB森暖真主将は「やりたいアタックがなかなかできなかった。主将として引っ張ることができなくて悔しいです」と涙を流した。

 新チーム結成時は、部員数が10人しかいなかった。部員は昨年の花園のプレー映像などを駆使して勧誘し、1年生14人が入部。この日の先発メンバーには、1年生6人が起用されるなど下級生も一丸となって戦ってきた。

 今夏に森暖が主将に抜てきされるまでは、主将不在が続いた。森暖は「最初はチームとしても必死になれなかったので、全員が主将のつもりでキャプテンシーを持とうとやってきた」と振り返る。

 そして、チームの目標を「花園1勝」の設定して3年連続の出場をかなえた。

 結果は1トライの5得点のみ終わったものの、森暖は「後輩は今年の経験を生かして、来年は悔いを残さないように練習してほしい」と来冬の雪辱に期待した。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2023年12月28日のニュース