【卓球】8強敗退の伊藤美誠 パリ選考ポイント加算できず…平野美宇と34・5点差で最終決戦の全日本へ

[ 2023年12月16日 19:00 ]

卓球・WTTファイナル女子大会第2日 ( 2023年12月16日    名古屋金城ふ頭アリーナ )

ショットを放つ伊藤美誠(撮影・椎名 航)
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 女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク10位の伊藤美誠(スターツ)は、同3位で21年東京五輪金メダリストの陳夢(中国)に0―3で敗れた。

 第1ゲームは序盤こそ競り合ったものの、徐々に点差が開いて8―11。第2ゲームはいきなり4連続失点の苦しいスタートとなり、2―11と圧倒された。後がなくなった第3ゲームは2―9から追い上げたものの、届かなかった。

 24年パリ五輪のシングルス2枠争いは、790・5ポイントで独走の早田ひな(日本生命)が既に確定。486ポイントで2位の平野美宇(木下グループ)と34・5ポイント差の3位で今大会を迎えた伊藤は、中国の世界トップ3を破ればポイントを加算できたが、陳夢に敗れたため、今大会出場できなかった平野との差を縮められなかった。

 体調不良を抱えての今大会。試合後のインタビューでも声はややかすれ、鼻を何度もすすった。「寒いのでしっかり体調管理したい。免疫つけて、睡眠とかも取りづらくてちょっと疲れた状態になってしまった。こういう状態でも試合ができたのは良かった。この状態にならないことが大前提。試合数多かったりするので初戦から楽しんでできるようにしたい」と最終選考会の全日本選手権(24年1月22日開幕、東京体育館)を見据える。

 全日本のシード選手の組み合わせは既に発表されており、平野と伊藤は決勝まで当たらない。

 全日本で得られるポイントは優勝120、2位100、3―4位80、5―8位50、ベスト16は20、ベスト32は10。伊藤は優勝しても平野が決勝に進出すれば逆転できない。平野が準決勝敗退の場合、伊藤が優勝すれば逆転となる。

【パリ五輪女子選考ポイント上位】
 (1)早田ひな 790・5
 (2)平野美宇 486
 (3)伊藤美誠 451・5
 (4)木原美悠 354
 (5)張本美和 330・5

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