湘南乃海「4年前の福山場所で40度の熱が出て…」忘れられない思い出と診療所への恩返し

[ 2023年12月16日 18:01 ]

広島県福山市内にある診療所「さいきじんクリニック」から贈られた化粧まわしを締めて土俵入りする湘南乃海(中央)=撮影・前川 晋作
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 大相撲の冬巡業が16日、広島県福山市の「エフピコアリーナふくやま」で行われ、東前頭6枚目の湘南乃海(25=高田川部屋)が大関・霧島(27=陸奥部屋)と8番取った。

 九州場所で2度目の優勝を果たした大関から三番稽古の相手に指名されるのは2日連続。前日は一番も勝てず歯が立たなかったが、この日は身長1メートル93、体重185キロの巨体を生かして前に出て寄り切る場面もあった。

 稽古後は、土俵上で行われるトークショーに十両・島津海(27=放駒部屋)、幕内・友風(29=二所ノ関部屋)とともに出演。広島県福山市にまつわる巡業の思い出話を披露した。「4年前の(秋巡業)福山場所で40度の熱が出て嘔吐をして、医務室に駆け込んだらそこで治療してくれたのが、さいきじんクリニックさんでした」。それ以降も同診療所との交流は続き、関取昇進を機に化粧まわしが贈呈されたという。

 この日は、その化粧まわしを締めて土俵入り。4年前はまだ幕下だったが、幕内力士として“思い出の地”に帰ってきた。「皆さんも体が悪くなったら、さいきじんクリニックさんに行ってください」。地元のファンに呼びかけ、一つの恩返しを果たした。

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