【箱根駅伝】青学大・原監督「期分けをしっかり」箱根全国化、日本マラソン界復活へ提言

[ 2023年12月14日 17:58 ]

<青学大・原監督 会見>壇上で話す青学大・原監督(撮影・尾崎 有希)
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 来年1月2、3日の箱根駅伝に出場する青学大の原晋監督が14日、都内の日本記者クラブで「大学どこへ」をテーマに会見した。箱根駅伝のあり方や大学がスポーツ強化に取り組む意義などを語った。

 第100回を迎える箱根駅伝は、今回に限って予選会を全国に拡大。原監督は(1)競技人口の拡大(2)指導者の雇用確保(3)ふるさと創生を大義として恒久的な全国化を提言している。予選会に地方大学も参加可能とした上で、本大会には関東学連選抜を含む現行21チームから25チーム程度への拡大を提案。関東枠20校プラスアラルファとして地方枠最大5校が出場するアイデアを挙げ「こういうルール改正ならウィンウィンになる」と話した。

 また、日本マラソン界復活への提言も行った。4~7月をトラック、10~1月をトラック・駅伝、7~8月を鍛錬期、2~3月をマラソンシーズンとして「期分けをしっかりやっていく」と提案。例年秋開催の実業団対抗陸上を4~7月へ、12月開催の福岡国際マラソンを2~3月へ移行を勧め、11月に行われる全日本大学駅伝を全国化する箱根駅伝との差別化を図り「伊勢駅伝」とする案を明かした。

 また、元日に群馬県で行われるニューイヤー駅伝については、運営サイドへの感謝を述べた上で「コース設定を考えて運営する思考が必要」とした。東京の都心から箱根をめぐる箱根駅伝は「コース設定が素晴らしく良い」とし「例えば京都大阪間など華やかな舞台でコース設定すれば、より魅力あるコンテンツになる」と提案した。

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