【ラグビー日本代表】土田会長がジョーンズ新HC選出の透明性を強調「極めて公平、公正なプロセス」

[ 2023年12月14日 19:18 ]

ラグビー日本代表の新ヘッドコーチに就任するエディー・ジョーンズ氏(左)と日本協会の土田雅人会長
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 日本ラグビー協会は14日、東京都内で来年1月1日付けで9年ぶりに男子15人制日本代表ヘッドコーチ(HC)に復帰するエディー・ジョーンズ氏(63)の就任会見を開いた。会見には日本協会の土田雅人会長、岩渕健輔専務理事も同席。今回の選考は透明性を欠くなどと本紙などに報じられたことについて、土田会長は冒頭のあいさつで「選考は極めて公平、公正なプロセスに準じている」と異例の反論を行った。

 日本協会は次期ヘッドコーチ選考をめぐり、7月に外部機関に選考業務の一部を委託すると発表。まずはじめに約80人のロングリストを作成し、審査や面接などを経て最終候補者を絞り込み、ジョーンズ氏ら3人と12月7日に面接を実施。土田会長ら6人で構成する選考委員会の議論、13日の理事会での議論を経て、その場で同氏の就任が承認されている。

 W杯期間中の9月には、豪メディアが8月24日にオンラインで面接を実施したと報じたが、岩渕専務理事は改めて「コンタクトしたのは起用しているエージェンシー。監督就任のための面接ではなく、ショートリストを作るための参考情報がほしいということでコンタクトを取った」と説明。今月7日まで日本協会とジョーンズ氏の直接対話はなかったことを強調した。

 土田会長とジョーンズ氏は、サントリー時代からマネジメントサイドと現場指導者としての関わりがあり、盟友として知られる。同会長は最終面接の前に最後に会ったのは、イングランド代表監督を解任されて“浪人中”だった今年1月4日が最後だったことを強調し、「旧知の仲であるがゆえに、憶測の報道があることを残念に思う。ラグビー界にとって極めて重大な決断で、個人の都合が組織判断に影響を与えることはない」と語気を強めた。

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