ラグビー日本代表HC落選のルディケ氏が途中経過を公表した理由「ごかます必要も、うそをつく必要もない」

[ 2023年12月14日 17:06 ]

全体練習を見守るルディケHC(右)
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 ラグビーリーグワン1部で東京ベイのフラン・ルディケ・ヘッドコーチ(HC、55)は14日、千葉県船橋市内で全体練習後の取材に応じ、最終候補に残りながらも落選した日本代表次期HC選考で自ら途中経過を説明し続けた理由を明かした。

 今回のHC人事は、日本協会が一部選考業務を外部業者に委託。7月には公募が行われ、80人の候補者リストが作成された。

 ルディケ氏も立候補し、W杯フランス大会期間中に日本協会とオンラインで1回目の面接を実施。立候補していたことを自ら公表した10月21日以降、報道陣の取材では自らの思いや選考の途中経過を可能な限り伝えてきた。

 「ごかます必要も、うそをつく必要もない。私はそういう生き方をしている。そのようにすることで相手からもリスペクトされる。イエスならイエスだし、ノーならノーと言う。メディアの方々も遠征にも来てくれて、会見でも質問してくれるので、私はうそをつかずに伝えられることを伝える。それが仕事でもある。みんなでラグビーをやっているんだ」

 最終候補者に残ってからは、リーグワン開幕を2日後に控えていた7日に都内で強化プランやビジョンなどをプレゼンテーションする最終面接に臨んだ。

 面接の準備と開幕への調整を両立し「時間は要したが、日本協会とのコミュニケーションはクリアだった。自分のやりたいことにフォーカスできた。いろいろあったが、その状況に対応できないと、HCではない。チームにも、選考にもどちらにも100%コミットした」と語ったルディケHC。落選となったが「面接はいい機会だったし、エキサイティングだった。結果を受け入れ、リスペクトしている」と最後まで誠実に向き合った。

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