【リーグワン】日本復帰のSOバレットがトライをお膳立て SHスミスと1年4カ月ぶり先発ハーフ団結成

[ 2023年12月9日 19:46 ]

ラグビーリーグワン1部第1節   トヨタ15―8BR東京 ( 2023年12月9日    愛知・パロマ瑞穂ラグビー場 )

<トヨタ・BR東京>試合後、スタンドの声援に応える(左から)スミス、デュトイ、バレット(撮影・篠原岳夫)
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 昨季6位のトヨタは同7位のBR東京に15―8で競り勝って白星発進。旧トップリーグ時代の21年にサントリー(現東京SG)でプレーしたSOボーデン・バレット(32)は、3季ぶりの日本復帰戦で先発出場し、後半15分までプレー。「フィジカルな展開になったが、結果には満足している。ホームのファンの前でプレーできて良かった」と、9059人の満員御礼となったスタジアムでの新天地デビューを振り返った。

 W杯決勝以来40日ぶりの実戦は、まだ試運転段階のバレット。それでも前半3分には、同時に加入したSHアーロン・スミスからパスを受けると、極限まで相手を引きつけてからCTBローレンスにパスし、ゲインラインの突破を容易にするファインプレー。その後のWTBツイドラキのトライをお膳立てしてみせた。

 オールブラックスではこの日に日本デビューを果たしたリッチー・モウンガ(BL東京)とのポジション争いに敗れ、SOではなくFBが定位置となっているバレット。スミスと先発ハーフ団を組むのは、昨年8月の南アフリカ戦以来、約1年4カ月ぶりでもあった。1シーズンだけのプレーとなるトヨタでは10番が定位置となりそうなだけに、「新しいメンバー、新しいシステムでのラグビーで、連携には時間が掛かるが、自分に厳しくし過ぎないように心がけている」と徐々に連携を高めていくつもりだ。

 レフェリングに対応できず、計14個のペナルティーで自分たちの首を絞めた試合を振り返り、「(主将の)姫野に話してもらいたいことはある。試合では順応するかが大事」と司令塔として注文も忘れなかったバレット。全てはチームを上向かせ、まだ見ぬリーグ制覇へ近づくための提言。3季前のサントリーでも届かなかった日本一を手土産に、ニュージーランドへ帰ってみせる。

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