【全日本相撲】鳥取城北高出身の19歳・ソソルフーと松井奏凪人が予選突破の活躍 今後の進路に注目

[ 2023年12月4日 08:27 ]

ベスト16まで勝ち上がった鳥取県のソソルフー(撮影・前川 晋作)
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 第72回天皇杯全日本相撲選手権大会が3日、東京・両国国技館で行われた。この大会はアマチュア日本一を決める最高峰の大会。今年の各種大会で好成績を収めた社会人29人、大学生37人、高校生2人の計68人で争われ、池田俊(金沢学院大4年)がアマチュア横綱に輝いた。

 鳥取城北高を今春卒業したソソルフーと松井奏凪人の19歳コンビが元気な相撲で躍動。ソソルフーは予選を3戦全勝で突破し、決勝トーナメントの初戦では今大会最長身1メートル96のオトゴンバト(東洋大2年)を内掛けで撃破。しかしこの相撲で倒れた時に頭を打ってしまい、ベスト16で無念の棄権となった。

 松井奏凪人は、予選を2勝1敗で突破。決勝トーナメント1回戦では、今季3冠の花岡真生(日大3年)を寄り倒しで破る殊勲の星を挙げた。2回戦で大森康弘(金沢学院大2年)に上手投げで敗れてベスト32に終わるも、初出場で強烈な印象を残した。ソソルフーと松井はともに国体でベスト8以上に入って幕下最下位格付け出し資格を既に得ており、角界入りを希望する2人の今後の進路が注目される。

 高校横綱の西出大毅(和歌山商業高2年)は、1メートル80、165キロの体格を生かした力強い相撲で奮闘。実績のある大学生らを次々に破って3戦全勝で予選を突破した。決勝トーナメント初戦の相手は、世界選手権団体優勝メンバーの五島雅治(拓大3年)。この日の予選1回戦では寄り切りで勝利していたが、今度は相手のはたき込みに屈した。

 優勝候補筆頭に挙げられていた、今年の学生横綱で学生ランキング1位の草野直哉(日大4年)は3位。準々決勝では竹内宏晟(24=三重県)の激しい突っ張りに後退して土俵を割ったが、相手が飛び出すのも早く取り直しに。今度は右四つに組み止めて万全の寄りで勝負を決めた。続く準決勝は、9月の全国学生体重別大会無差別級決勝で敗れているブフチョローン(日体大3年)と対戦。左で浅い上手を引かれて頭をつけられ、投げの打ち合いに敗れた。 

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