山下美夢有「自分をほめていい」連覇で連続女王! ツアー選手権リコー杯

[ 2023年11月26日 14:51 ]

女子ゴルフツアー ツアー選手権リコー杯最終日 ( 2023年11月26日    宮崎県 宮崎CC=6497ヤード、パー72 )

<ツアー選手権リコー杯・最終日>18番、ウイニングパットを決め声援に応える山下(撮影・西尾 大助)
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 山下美夢有(22=加賀電子)が大会連覇でツアー史上6人目、史上最年少の連続女王に輝いた。単独首位から出て4バーディー、2ボギーの70で回り、通算10アンダーで栄冠を勝ち取った。日本勢に限れば00~05年に女王に君臨した不動裕理以来の快挙で、“美夢有時代”到来を印象づけた。

 ボギーが2つ先行した山下だが、8番、9番の連続バーディーでイーブンに戻すと、13番パー5で3メートルのバーディーパットを沈めて再び単独トップに浮上。16番パー3では50センチにつけるスーパーショットで勝利を決定づけた。

 インタビューでは快挙を成し遂げたことに「もう一言で凄いうれしい」と笑顔。「前半は思うようなゴルフができなかったけど、ショットのリズムが分かってきてそこから立て直すことができた」と勝因を挙げ、「自分をほめてもいいかな」と締めくくった。

 「海外で結果を出したい」と目標に掲げて挑んだ23年。全米女子オープンは予選落ち、エビアン選手権、全英女子オープンも上位で戦えなかった。帰国直後は体調も崩した。CATレディースでは4位につけながら棄権。「凄く悔しかった」と振り返る。

 勝負どころで強さを発揮した。今季は4月の富士フイルム・スタジオアリスから6月までに怒濤(どとう)の4勝。しかし6月以降は優勝がなく「結果を求めて、去年と比べて空回り」した時期もあったという。それでも、「今年は今年だ」と自らに言い聞かせてクラブを振り続けた。

 10月末以降はメルセデスランク首位を走り、そして最終戦で、申ジエと岩井明愛との三つ巴の女王争いを制した。

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