元関脇・若隆景が236日ぶり白星「ホッとした」右膝靱帯断裂から8カ月…待望の復帰星に万雷の拍手

[ 2023年11月15日 14:58 ]

大相撲九州場所4日目 ( 2023年11月15日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所4日目>栃神山(左)を寄り切りで破る若隆景(撮影・岡田 丈靖)
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 元関脇・若隆景(28=荒汐部屋)が栃神山(23=春日野部屋)を下し、4場所ぶりに出場した今場所の初白星を挙げた。立ち合い低く当たって右おっつけから二本差して前に出て寄り切り。持ち味とする下からの攻めで236日ぶり白星をつかんだ。

 関脇だった今年春場所13日目に右膝前十字靱帯断裂の大ケガを負い、4月4日に再建手術。長期離脱を経て4場所ぶりの土俵に臨んだ初日は嘉陽(24=二所ノ関部屋)に敗れた。「初心に返って自分の相撲を取るしかないと思った」と切り替え、力の違いを示す完勝。大ケガを乗り越えて帰ってきた土俵で白星を挙げ「ホッとした気持ちはありますね」と安どの表情を浮かべた。

 勝った瞬間、復帰を待ち望んでいた大勢のファンから万雷の拍手。

 「歓声は耳に入っています。しっかり次からも集中して相撲を取りたいと思います」。幕内優勝経験もある元関脇が、三役復帰、そして大関を目指す大きな一歩を踏み出した。

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