カヌー・スラローム ハネタク5大会連続の五輪出場 ラストチャンスで本領発揮

[ 2023年10月30日 05:05 ]

カヌー・スラローム・アジア選手権最終日 ( 2023年10月29日    東京・カヌー・スラロームセンター )

男子カナディアン決勝で優勝しパリ五輪出場を決めた羽根田卓也(撮影・沢田 明徳) 
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 パリ五輪予選を兼ねて行われ、男子カナディアンシングル決勝は羽根田卓也(36=ミキハウス)が優勝し、5大会連続5度目の五輪出場を決めた。9月の世界選手権で五輪代表内定条件を満たせなかったが、パリ切符獲得のラストチャンスで本領を発揮。「この日のために1年間ずっと張り詰めてきた。ヒリヒリする戦いで五輪を決められてよかった」と笑顔を見せた。

 10人中7番目に登場し、スタートから巧みにカヌーを操作。終盤の難所でゲートに接触する罰則(1回につき2秒加算)があったが、99秒05の好タイムを出した。2位の中国選手とは罰則1回分に満たない1秒19差。唯一の100秒切りで紙一重の戦いを制した。

 21年の東京五輪は10位。36歳のベテランは銅メダルを獲得した16年リオデジャネイロ五輪以来、2大会ぶりの表彰台が懸かるパリ五輪へ向け「過去4度の五輪の経験を5度目にぶつけたい。年齢が武器になる競技特性もあるので、できるだけ高いところを目指したい」と力を込めた。

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