男子マラソン2強が意気込み 鈴木健吾「強い思いを持って走る」大迫傑「体の状態は非常に良い」MGC会見

[ 2023年10月13日 16:46 ]

フォトセッションを行う(前列左から)井上、大迫、山下、鈴木ら、MGC出場の男子選手たち(撮影・村上 大輔)
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 男女マラソンのパリ五輪代表を懸けたマラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC)は15日に東京・国立競技場発着のコースで開催される。13日には都内ホテルで記者会見が行われ、男子の出場選手が抱負を語った。

 2時間4分56秒の日本記録を持つ鈴木健吾(富士通)は「生活、練習、全てにおいてMGCのためにやってきた。当日は強い思いを持ってしっかり走りたい」と決意を示した。4位に入った昨年の東京マラソン以降、世界選手権(米オレゴン州)を体調不良で棄権するなどレースに出場できない状況が続いたが、今年6月の函館ハーフで1年3カ月ぶりにレース復帰。米国・アルバカーキで本格的なマラソン練習に取り組んできた。前回大会は7位だったMGCで頂点を目指す。

 鈴木と並び「2強」と言われる大迫傑(ナイキ)は「いつも通り練習を積むことを考えてやってきた。今回は1人でフラッグスタッフ(米国)でトレーニングしてきた。なぜMGCを走りたいのか、なぜマラソンを走りたいのか、1人の時間で対話をしながらやってきた」と話した。

 前回大会は3位で惜しくも内定を逃しながら、MGCファイナルチャレンジで切符を勝ち取り、五輪本番では6位入賞を果たした。五輪後にいったん引退したが、22年に復帰し同年11月のニューヨークシティーマラソンで5位、今年3月の東京マラソンでは2時間6分13秒の好記録で9位に入った。「体の状態は非常に良いので、心身ともにベストの状態で臨みたい」と自信をにじませた。

 男子は午前8時スタート。上位2選手がパリ五輪代表に内定する。パリ五輪のマラソン日本代表は男女各3枠。残る1枠はMGCファイナルチャレンジで決定する。

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