日本スケート連盟「残念。やむを得ないとはいえ適切な判断」30年札幌五輪招致断念を受け

[ 2023年10月11日 18:00 ]

 2030年冬季五輪・パラリンピックの招致断念に関し記者会見するJOCの山下泰裕会長(右)と札幌市の秋元克広市長=11日午後、東京都新宿区
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 札幌市の秋元克広市長と日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長が11日、都内で会見し、30年冬季五輪・パラリンピックの招致を断念すると表明した。札幌市の冬季五輪招致については、34年大会以降の開催へ目標を切り替えた。

 これを受け、日本スケート連盟の風谷英隆専務理事が対応し「大変残念ですが、五輪を巡る昨今の状況を考慮すると招致断念はやむを得ないとはいえ適正な判断」と話した。

 スケート連盟は、30年を見据えて競技人口の倍増を目指し、ショートトラックでは26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪以降に向けた若年層の強化を行っていた。風谷専務理事は「日本におけるスケート競技の振興、文化向上のためには近い将来、環境が整ったところで自国開催は望んでいきたい」としたが、「国民がそうだね、と言ってもらえない格好でやるのは不幸なことになる。状況の推移を見守りたい」と語った。

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