【ラグビーW杯】24歳フィフィタから26歳斎藤“新世代コンビ”でトライ 敗れても光った4年後の主力

[ 2023年10月9日 04:45 ]

ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本27―39アルゼンチン ( 2023年10月8日    ナント )

<日本・アルゼンチン>前半、トライを決め喜ぶ斎藤(左から3人目)(撮影・篠原岳夫)
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 涙のフィナーレにも、希望はあった。8点を追う前半38分。中盤のラックから左へパスをつなぐと、WTBフィフィタがサイドライン付近を大きく突破。内側をサポートしたSH斎藤がラストパスを受け取り、インゴールへとなだれ込んだ。

 日本代表がW杯で史上初の8強入りを果たした19年大会の翌年、スーパーラグビーのサンウルブズに、現役大学生ながら参加した2人のコンビネーションでアルゼンチンを追い詰めた。

 サモア戦に続いて先発した斎藤は「チームを勝たせるのが9番の役目。まだまだ力不足です」と声を詰まらせたが、26歳の速い球さばきは今後の日本を背負うにふさわしかった。大一番で11番を背負った24歳のフィフィタもフィジカルを生かして攻守に躍動。途中出場したチーム最年少21歳のロック、ディアンズは、W杯デビューとなったチリ戦でトライを奪った。この日は出番がなかったものの、独特のステップを切る23歳のCTB長田も大舞台を経験した。

 平均年齢が28歳を上回り高年齢化が進んだ今大会の日本代表。「もう一回、戻ってきたい」と誓った斎藤ら新世代が、4年後を担う。

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