岩井千怜2打差の8位　牧野裕お手製の練習器具使いパット安定!姉・明愛の2週連続完全Vから刺激

女子ゴルフ　スタンレー・レディース第1日 （ 2023年10月6日    静岡県　東名CC=6590ヤード、パー72 ）

＜スタンレーレディース・2日目＞11番、パーセーブし声援に応える岩井千怜（撮影・西尾大助）
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　双子姉妹の妹・岩井千怜（21＝Honda）が7バーディー、1ダブルボギーの67で回り、5アンダーで首位と2打差の8位と好位置につけた。所属先の本田技研工業が特別協賛するホステス大会で、6月の宮里藍サントリー・レディースに続く今季3勝目を狙う。7アンダーの首位には青木瀬令奈（30＝リシャール・ミル）ら3選手が並んだ。

　グリーン上で久しぶりに感じた好感触だった。岩井千は2番で3メートルを沈めてバーディーを先行させると10番では12メートルを決めてスコアを伸ばす。首位と2打差の8位と上々発進。「久しぶりにロングパットが入ってくれた。やっと良いゴルフができてきたな、という感覚が味わえた一日だった」とほほ笑んだ。

　今季、パーオンホールでの平均パット数は全体5位も、最近は悩んでいた。大会前、親交のある男子プロの牧野裕に「パットが入らないんです」と相談すると、手製の練習器具を譲り受けた。2本の棒の間にひもが張ってあり、そのひもに沿ってストロークを行う。この練習でストロークが安定し、67の好スコアにつなげた。

　双子の姉・明愛が9月に2週連続完全Vを飾った。当然、「私も勝ちたい」との思いは強くなった。約4カ月ぶりの今季3勝目へ、今度は千怜のターンとなるか。「回ってきそうな感じは少しずつしている。この流れを続けていきたい」。予感を現実のものとする。