「ゴルフ上達関節調律師」の施術を記者が体験

[ 2023年9月29日 05:00 ]

記者に「胸椎でんでん」を施す山本ゆう子さん
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 「ゴルフ上達関節調律師」の山本ゆう子さんはゴルフが上手になるために必要な体の使い方を指導する専門家だ。ボールを打つ必要はなく、正しい動かし方を習得するだけで1Wの飛距離が15ヤードもアップし、スコアも良くなるという。平均スコア90台の月イチゴルファー福永稔彦記者が施術を体験した。

 スタジオに入って最初に行ったのがスイング動画の撮影。その動画を見ながら山本さんが問題点を指摘してくれる。「肩で切り返していますね。力を抜いて背骨を中心に切り返せばもっと効率よく力が伝わりますよ」。確かにトップでクラブが止まった後、肩から動き出し手でクラブを下ろしている。だから軌道も安定しない。

 「手の力を抜いて体を回旋させる動きを身につけましょう」。問題点を解消するため山本さんが指導してくれたのが胸椎回旋動作「胸椎でんでん」だ。

 ①横向きに寝転がり体幹に対し腕が垂直になるよう下の腕を伸ばし上の手と下の手の手のひらを合わせる。

 ②上の手を目線で追いながら下の手と一直線になるよう胸を開いていく。

 ③開き切ったところから元の手のひらと手のひらが合わさるところまで胸を戻す。

 ポイントはでんでん太鼓になり切り、手の力を抜き体の中心から背骨→肩→肘→手と順番に動かすこと。何度もやると背骨から動かして体を回旋させる感覚が分かってくる。

 続いて行ったのが椎骨連動動作「仙骨ごろりん」。うつぶせに寝て、24個ある椎骨を一番下の仙骨から一つ一つ順番に回旋させる。骨を押してもらいながら尻→腰→胸→肩→首と徐々に回す。繰り返すうちに可動域が広がり、仙骨から順番にひねる動きが身につく。

 「仙骨は体の中心にありスイング動作のかなめです。仙骨から動かし始めて、下から順番に回す意識を持つとスイングが良くなりますよ」と山本さん。

 他にも数種類の動作を行った後、再度スイング動画を撮影した。すると手や肩の力が抜けて切り返しがスムーズになっているのが一目瞭然。飛距離はアップするのか。スコアは良くなるのか。次のラウンドが楽しみになってきた。 
詳しくはゴルフ関節調律の施術が受けられる「ゴルフ専門ほねほね脱力サロンnaturaca」まで。公式ホームページや公式ラインもある。

◆山本 ゆう子(やまもと・ゆうこ)1992年(平4)神奈川県出身。帝京平成大で治療とスポーツトレーナーについて学び、15年に柔道整復師と日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。一般社団法人日本脱力関節調律協会代表理事。や・ゆ・よ株式会社代表取締役。ゴルフ専門ほねほね脱力サロンnaturaca代表。

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