【陸上】広中璃梨佳「背中を追うような気持ちで」田中希実の日本新に勇気　杭州アジア大会へ出発

羽田空港から出発した広中（左）と佐藤拳
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　杭州アジア大会に出場する陸上の日本選手団が26日、羽田空港から出発した。

　女子5000、1万メートルの2種目に出場する広中璃梨佳（日本郵政グループ）は「確実に2種目ともメダルを獲りたい。少しでも良い記録を出せるように」と意気込んだ。

　1万メートル7位入賞を果たした世界選手権後は、米コロラド州ボルダーで2週間ほど合宿を消化。女子主将としても今大会に向けて「どういうメンバー出るか分からないが、自分で流れをつくる展開になることもある。そういうのも想定して、自分のペース刻みたい。自分らしい走りを最後までできたら」と語った。

　世界選手権を終えて「もっと世界で戦いたい気持ち強くなった」という。今月には、先輩の田中希実（ニューバランス）が5000メートルで世界選手権で出した日本記録をさらに上回る14分29秒18をたたき出した。広中は「新たな歴史を切り開いてくださった。14分半を切れると世界で戦えるというのを見せていただいた。私もそこに向かって背中を追うような気持ちでやっていきたい」と勇気をもらい、アジア舞台でも快走を目指す。