貴景勝 休場中は戦う力士たちが「キラキラして見えた」復活Vへの発奮材料に 優勝一夜明け会見

[ 2023年9月25日 13:21 ]

<貴景勝 秋場所優勝一夜明け>一夜明け会見を行う貴景勝(撮影・郡司 修)
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 大相撲秋場所で4場所ぶり4度目の優勝を果たした大関・貴景勝(27=常盤山部屋)が25日、東京・両国国技館内で一夜明け会見を行った。

 激動の15日間を終え「久しぶりの場所で長く感じた」と素直な感想を述べた。取り直しが2回あり決定戦も含めて15日間で18番取ったことと、名古屋場所の全休で1場所空いた分、いつもより「本場所独特の体感時間が長く」感じられた。

 休場明けの秋場所は「どうしても成績を残したい気持ちが大きかった」という。名古屋場所は両膝のケガを完治させるために全休。テレビを通して「一相撲ファンの気持ちで」見ていた。「大関獲りが3人いて、命懸けて土俵に立っている姿がキラキラして見えた。純粋にかっこよく見えた。良い発奮材料にさせてもらいました」。本場所の土俵上では見えない客観的な視点を持ったことが、大混戦を制す執念につながった。

 11勝4敗の成績ではあるが優勝には変わりない。求められる星数はそれなりに多くなるが、九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)は綱獲りとなる。「自分が決めることではないので精いっぱい相撲を取るしかない。皆さんに認めてもらう地位なので」と淡々。それでも、過去2度の大関での優勝翌場所は途中休場に終わっているため、今度こそとの思いは強い。「もう2回失敗しているので“三度目の正直”なのか“二度あることは三度ある”なのか分からないけど、諦めたら絶対にできない。現役を終えるまでは一生懸命ひた向きに頑張っていくしかない」。小さい頃からの夢である横綱へ向かい、決意を新たにした。

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