貴景勝 復活Vの裏に付け人2人との絆 埼玉栄高相撲部で同期「付いてくれ」と自ら依頼

[ 2023年9月25日 05:00 ]

大相撲秋場所千秋楽 ( 2023年9月24日    両国国技館 )

八角理事長(右)から賜杯を手渡される貴景勝(撮影・久冨木 修)
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 両膝のケガを乗り越えた貴景勝の復活優勝の裏には、気心の知れた仲間の支えがあった。今年の夏場所から付け人を務める三段目・清乃海(玉ノ井部屋)と幕下・土佐緑(阿武松部屋)は、ともに埼玉栄高相撲部で貴景勝と同期。集中モードからいったん解放される支度部屋では談笑する姿も見られ、オンオフの切り替えに重要な役割を担った。

 貴景勝の常盤山部屋は二所ノ関一門、清乃海の玉ノ井部屋は出羽海一門。一門を超えての付け人は珍しい。「付いてくれ」と大関から頼まれた清乃海は、小5の全国大会決勝で対戦した頃からの親友。「同級生だけどかっこいい。精神力の強さはずばぬけている」と尊敬のまなざしを向ける。同部で当時主将を務めていた土佐緑は「栄の絆がなかったら付け人やってないですよ」と仲の良さを強調した。高校3年間苦楽をともにしたからこそ分かる、大関が集中しやすい雰囲気のつくり方。あうんの呼吸で通じ合う「絆」がそこにはあった。

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