大注目の一番!豊昇龍が朝乃山に逆転の下手投げで星を五分に戻す 1敗の首位に5連勝の貴景勝ら5力士

[ 2023年9月15日 17:57 ]

大相撲秋場所6日目 ( 2023年9月15日    東京・両国国技館 )

<大相撲秋場所6日目>朝乃山(左)を下手投げで破る豊昇龍(撮影・会津 智海)
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 大相撲秋場所は15日、東京・両国国技館で6日目の取組を行い、連敗を3で止めた新大関の豊昇龍が、朝乃山(西前頭2)を下し星を五分に戻した。カド番大関の貴景勝は玉鷲(西前頭3)を激しい当たりから攻め手を緩めず冷静に押し出し1敗キープ。玉鷲は6連敗となった。

 結びの一番。館内の雰囲気が一変した。豊昇龍と朝乃山の新旧大関対決。過去2勝0敗だが、新大関の今場所は苦しい取組が続いている。立ち合いで激しくぶつかり合った豊昇龍と朝乃山。すぐに朝乃山が体勢十分で圧力をかける。必死に押し返す豊昇龍だったが、土俵際まで追い込まれる。しかし、最後は気迫の下手投げで朝乃山に逆転勝利。今場所初の連勝を決めた。お互いに見せ場をつくった結びに館内から大きな拍手と歓声が沸き起こった。朝乃山は大関戦3連敗、連勝発進から4連敗となった。

 5日目に全勝力士が消え、早くも混戦ムードが漂う秋場所。貴景勝と同じくカド番大関の霧島は、正代(東前頭3)を土俵際まで攻め込まれながらも逆転のすくい投げで下し4勝目。高安(東前頭7)は豪ノ山(東前頭5)を押し倒しで破り5勝目を挙げた。

 金峰山(東前頭10)は宝富士(東前頭12)を寄り切り、熱海富士(東前頭15)は御嶽海(東前頭11)を上手投げ、剣翔(西前頭16)は琴勝峰(西前頭16)を押し出しでそれぞれ破り1敗を死守した。

 その他の取組では、関脇・大栄翔が宇良を相手に自ら引いて押し出しで敗れ4敗目。関脇・若元春が翔猿を押し出し4勝目を挙げた。

 十両では、勢いに乗る大の里が白鷹山をはたき込みで破り無傷の6連勝を飾った。

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