【ラグビーW杯】ベールに包まれた初戦相手のチリ 勝利の鍵は「ディフェンス」ラグビー日本代表が練習公開

[ 2023年9月6日 19:22 ]

攻守の連係確認で軽快に動くライリー(撮影・滝本雄大)
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 8日に開幕するラグビーW杯フランス大会に出場する日本代表は6日、ベースキャンプ地のトゥールーズで報道陣に屋外練習を公開。攻守の連係を確認し、初戦となる10日のチリ戦(トゥールーズ)に向けて調整した。

 練習後にはFWのジャック・コーネルセン、CTBディラン・ライリー(ともに埼玉)が取材対応。ともにオーストラリアで育ち(ライリーは南アフリカ生まれ)、母国でのプロ契約を勝ち取れず、日本に渡って初めて迎える大舞台に向け、「本当に凄くワクワクしている。W杯は頂上であり、みんなの夢」と口を揃えた。

 初戦相手のチリは世界ランキングが今大会の出場国で最も低い22位。格下ではあるが情報量が少なく、今月の試合ではW杯出場国のウルグアイとも接戦を演じている。日本にとっては不気味な相手で、コーネルセンは「フィジカルが強いし、ボールもしっかり運ぶ。モメンタム(勢い)をつくられると止めるのが難しい。だから今週、フォーカスしているのはディフェンス」と明かした。

 かつてはチームの拠点があった群馬県太田市で同じアパートに住み、ポジションは異なるがグラウンド内外で親睦を深めた。コロナ下では日本代表資格を得るために、日本に留まって互いを励まし合った盟友。ライリーは「信頼は1日では築けない。ここまでずっと一緒にやってきて、絆ができた。それを出しながら、試合で自分の仕事をしたい」と宣言。4日後のW杯デビューを心待ちにしていた。

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