霧島が大栄翔、正代、豪ノ山と計14番「状態は良い」全勝で好調アピール 稽古後は旧友の来訪に笑顔

[ 2023年9月5日 15:53 ]

大栄翔(左)と申し合い稽古を行う霧島(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の大関・霧島(27=陸奥部屋)が5日、東京都墨田区の時津風部屋に出向いて14番の申し合い稽古を行った。

 前頭3枚目の正代(31=時津風部屋)、関脇の大栄翔(29=追手風部屋)、前頭5枚目の豪ノ山(25=武隈部屋)を順番に指名して連続で14番。突き押し得意の相手に突っ張らせず、差して組み止める内容が目立った。最後は頭をつけた体勢から鮮やかな内無双も披露。動きの速さも技のキレも良く絶好調だった。

 幕内上位の実力者を相手に圧倒的な強さで全勝し「(状態は)良いと思います」と好調をアピール。「稽古場でもしっかりやるという気持ちで」と勝ち続け、本場所さながらの集中力を見せた。

 前日は稽古を休み、疲れを取る休養に充てた。「体の様子を見てやらないとって親方から言われている」。名古屋場所前はオーバートレーニングで背中を痛めて初日から3日間休場しただけに、カド番で迎える秋場所(10日初日、東京・両国国技館)へ向けて今回は慎重に調整を進めていく。

 また、この日は霧島が少年時代に通っていたモンゴルの柔道クラブの友人たちが時津風部屋の稽古場を訪れた。新大関・豊昇龍(24=立浪部屋)も通っていたという“名門クラブ”。この日訪れた中には、19年初場所限りで大相撲の現役を引退した鳥取城北高出身のバットゾリグ・デンゼンサンボーさん(元幕下・朝日龍)の姿もあった。旧友の来訪を受けた霧島は「(3日に行われた)昇進パーティーにも来てくれた」と笑顔を見せ、場所前に英気を養った。

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