中国開催の陸上最高峰リーグで観客が“危険行為”　100ｍレース直後、元世界王者に抱きつく

ヨハン・ブレーク（AP）
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　2日に中国の福建省で開催された陸上の世界最高峰リーグ、ダイヤモンドリーグ第12戦で、元世界王者が思わぬハプニングに見舞われた。

　男子100メートル決勝のゴール直後、10秒04の6位でフィニッシュした11年世界選手権金メダリストのヨハン・ブレークのもとに、観客の男性が駆けよって抱きついた。

　その後、この男性はブレークと肩を組むような形で右手を突き上げると、その後も両手を突き上げてアピール。トラックに落ちたゼッケンを拾い上げ、フェンスをよじ登って客席に戻ったが、警備員などが止めることはなかった。

　ブレークは4日、このシーンをとらえた動画を自身のSNSに投稿。「ありがとう、中国。ファンの愛とサポートは比類のないもので、私は言葉を失いました」などとし、大事には至らなかったようだが、危険な行為だったのは間違いない。