新谷仁美 世界陸上女子マラソンについて連日投稿 美談として伝えることは「誤ったメッセージ」

[ 2023年8月27日 21:43 ]

新谷仁美
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 日本歴代2位の記録を持つ新谷仁美(積水化学)が27日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、前日26日にハンガリー・ブダペストで行われた陸上の世界選手権女子マラソンについて投稿した内容を補足、「美談として伝えることは本来スポーツが伝えるべきものとかけ離れている」などと思いを記した。

 新谷は松田瑞生(28=ダイハツ)が足の故障を抱えながらも2日前に出場を決断、2時間29分15秒で日本勢最高の13位となったことについて、26日には「体調不良や怪我を抱えながらでも走った、と美談にしようとする人いるけど、美談で済まされる問題じゃない。『怪我をしてでも走らないといけない』っと思ってしまう選手が出てくるのでやめていただきたいです」とした上で、「走る、走らないを選ぶのは選手本人だけど、周囲がそれを良しとするのは違うと思います。」とつづった。

 この日は前日のコメントは「走る決断をした選手やサポートしている各チームに対してのコメントではありません。私でも同じ決断をしていると思います」と説明。

 また「ただそれを美談として伝えることは本来スポーツが伝えるべきものとかけ離れていて、『怪我をしても頑張ったほうが良い』という誤ったメッセージを社会に与えることになると思っています。それは、アスリートを含めスポーツに関わるすべての人がやめるべきです」と投稿した。

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