まさかの内定見送りから2カ月 素根輝「責任を持って闘い抜く」五輪2連覇へ決意

[ 2023年8月24日 22:36 ]

<柔道・パリ五輪代表内定選手発表>意気込みを語る素根輝(撮影・尾崎 有希)
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 前日23日に行われた全日本柔道連盟の強化委員会で、パリ五輪代表に内定した女子78キロ超級の素根輝(パーク24)が24日、東京都文京区の講道館で取材に応じ、「(内定は)ほっとした気持ちが大きい。この階級で2連覇できるチャンスは自分にしかない。必ず達成したい」と話した。

 東京五輪女王の素根は22年3月に左膝の手術を受け、同年の世界選手権は不出場。その間にライバル勢の追撃を許したものの、今年5月の世界選手権を4年ぶりに制し、パリ五輪代表の内定が有力とみられていた。だが阿部兄妹ら世界王者4人が内定した6月の強化委員会では、素根だけが見送られる結果に。「正直、決まるものだ思っていたので、気持ちの整理を付けるのが大変だった」と振り返る。

 直後は心の葛藤、モチベーションの低下に悩まされたものの、周りの支えもあり、パリ五輪へ向けて再び奮起。2連覇へ本格的にスタートを切る。地元フランス勢ら強豪選手がひしめく階級だけに、「今回は凄く厳しい戦いになると思う」としつつ、「覚悟を決めて、責任を持って闘い抜く」と誓った。

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