舟久保遥香「金メダルで恩返し」名門・三井住友海上4人目の五輪女王へ

＜柔道・パリ五輪代表内定選手発表＞意気込みを語る舟久保遥香（撮影・尾崎　有希）
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　前日23日に行われた全日本柔道連盟の強化委員会で、パリ五輪代表に内定した女子57キロ級の舟久保遥香（三井住友海上）が24日、東京都文京区の講道館で取材に応じ、「節目節目でたくさんの人に支えられた。金メダルを獲って恩返ししたい」と初の五輪へ気持ちを新たにした。

　世界ジュニア選手権を3度制すなど、10代の頃から将来を嘱望されてきた存在だが、昨年、今年と出場した世界選手権では2年連続の銀メダル止まり。「準備する期間をもらったので、感謝して頑張る」と話し、1年掛けて世界一との差を埋めていく考えだ。

　女子柔道実業団の名門・三井住友海上は恵本裕子、現監督の上野雅恵、新井千鶴と3人の五輪メダリストを輩出。17年4月の入社以来、事あるごとに試合映像を見てきたという舟久保には、4人目となる使命もある。「歴代の先輩方の活躍を見て、五輪は特別な舞台と感じている」と語る24歳が、偉大な先輩たちに続く。